メールマガジンvol.19

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集団創造Ⅱ...

前回カラヤンのことを書いた。

この度、素敵な仲間のご縁でクラシックコンサートを観ることができた。
チャリティーコンサートだが日本、いや世界でも一流の演奏家たちの集まりだ。
クラシックファンには涎ものかもしれない。

75分に及ぶベートーベンの第九は最後には合唱も加わり、
総勢150人以上の壮大な盛り上がりをみせた。
演奏前の音合わせ...ピアノ一つの音から全員が調音する。
5秒ほどで合いはじめて曲のようになってしまう。

その瞬間鳥肌が立ってしまった。

実際の演奏も凄い。安心感と心地良さ、一瞬で気持ちがのめり込んでしまう。
意識が集中する。指揮者の動きも半端じゃない。
髪振り乱し汗を飛ばし眼鏡が飛びそうなほどの動きである。
一つの生き物のように指揮者に合わせ全体がうごめく。

「これが企業だったら...?」と考えた瞬間、またまた鳥肌が立った。

各社員が自己研鑽を積み、一流の技術を持ち、
経営者の指揮の下仕事を成し遂げていく。
お互いの信頼関係、自分の役割と全体の把握、そして調和。

すべては一つ、ひとつは全て。まさしくプロ集団である。
これが企業だったら世界を席巻するのではないかと感じた。
仕事において集団創造が感じられたなら幸せであろうと思う。

(次号に続く)

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