メールマガジンvol.27

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まだまだ暑い折、怖~い話で涼を得ようとするのは日本独自のものだろう。

あなたは暗闇をどう感じますか?
私が子供の頃は便所に行くのも怖く、歌を口ずさんだりして勇気を振り絞ったものである。
便所まで廊下が5Mほどあり電気はたどり着いたところにスイッチがあった。
怖い映画や話を聴いた後は暗闇の中に何か居そうでとっても怖かった。

私の実家は川岸にある部落で家は横並びにまばらに建っていた。
外灯もまばらで裸電球であった。
夜、集会や回覧板を持っていくときには懐中電灯が必須だ。
それでも暗闇には圧倒的なものがあり怖かった。
途中草むらであろう暗闇からガサガサと草が擦れ合う音がしたなら...
身体が固まり、頭が真っ白になる。
それでも懐中電灯を音の方向にむけてしまう。
草むらから犬が出てきたのを見てホッとして脱力する。汗も噴き出す。

恐怖の裏側には好奇心があるのかも知れない。
怖いもの見たさと言われるものかも?

何か得体の知れないもの、未知の物や出来事に対して人は恐怖を持つ。
人は早くその恐怖を取り除きたい。
故に恐怖の原因を探ろうと五感を働かせてしまう。

昔の人間は闇に恐怖して敬った。
目に見えないものを信じ大切にした。

夜に人工衛星から見ると日本列島が明るく浮かび上がる。
闇はどんどん排除されていく...。
同時に人の心に足りないものが増えてきていると感じる。

目に見える世界(明在系)は目に見えない世界(暗在系)の一部である
と言う物理学者がいる。

あなたはどう思いますか?


(次号に続く)

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