扉をたたく人

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「忙しくない。ちっとも忙しくないんだ。

何年もまともな仕事はしていない。

何もかも、ふりだけ。忙しいふり、

働くふりでなにもしていないんだ。」

映画「扉をたたく人」の主人公、ウォルターのセリフである。

 

ウォルター、62歳の大学教授であり、妻を亡くし、心を閉ざして孤独に生きていた。

久しぶりにニューヨークへ帰った彼の家に、見ず知らずのカップルが住んでいた。

その青年たちとの触れ合いの中でジャンベを教えてもらい、少しずつ活きることを

取り戻していく・・・。のような話である。

 

私のクライエントの中にも、このようなセリフを言う人がいる。

大企業や大組織の中に埋もれた人、公務員のような人たちである。

仕事に追われ、自分の判断は必要なく、創造性もいらない。

ただ食べるために、考えずに同じ業務を日々繰り返す。

 

「20年間同じことを教えてきた」と大学教授であるウォルターが言っていた。

教育現場でも、20年前のノートを手に、いまだに教えている先生は

意外に多いのではないだろうか?

 

現在の変化スピードは、変化しない人々を叩きのめしていく。

良い変化、悪い変化、どちらもあり得るが、

良い変化を望むのは当り前であろう。

ただ・・・、悪い変化も未来の中には織り込まれている。

否定しても、見ない振りしても、結果は自分自身に降りかかってくる。

 

決断・・・行動・・・結果責任

良いも悪いも受け止めなければ、前には向いていけない。

 

ダメなときもあるさ、人間だもの!(相田みつを?だったかな?)

 

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