2009年9月アーカイブ

負荷

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職場で心の病気になったかどうかの判断はどうなっているの?

病院などで診断書をもらってきたら、正式に「病気です!」の証明にはなる。

 

全体から良く見ると、身体は悪くないが、遅刻や早退、欠勤などで

総合的生産性が落ちてきている場合などは、心の病気にかかっている

可能性が大である。

(病名が付くかどうかにかかわらず、損失は出ている)

 

正常時の仕事を1.0とすると、心の不調時は0.3程に落ちる。

これを割り込むと、周りの上司や同僚が病院やカウンセリングなどを進める。

そのまま、休職になると、直接の上司の仕事が0.5ほど増え1.5になる。

周りの同僚も、3人から5人ほど負荷がかかる。

3人だと1人0.3程増え、1人あたま1.3の仕事になる。

 

一人分1.0の仕事を、上司と3人の同僚でカバーしたとすると

0.5+0.3×3人=1.4

なんと、0.4も負荷が増大しているのである。(少なめに見積もっています)

 

さらなる負荷の連鎖が起こる!

上司や同僚が、ストレスと疲労で心の病にかかってしまうのだ!

いったいどれほどの損害を出し続けているのだろうか!?

 

経営者は、この事実から目を背けずに対峙する必要がある。

心の病の原因の多くは、個人的弱さだけではない。

仕事の質や量、いやな上司、ダメな上司、評価制度など

環境やシステムに起因することが多い。

 

対処療法ではなく、予防していくには会社全体で取り組まないと効果は出ない。

遠回りをしているようではあるが、一番の近道である。

社員がよく辞める、続かない企業の明日は暗い・・・。

腹の虫!?

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グゥ~!腹減った!

と最近、腹の虫の鳴き声を聞いたことがありますか?

自分の声も人の声も、聞こえてしまうとなぜか笑ってしまう。

場がなごんで笑顔と失笑がもれる。

 

腹の状態を虫に例えることも多いが、気持ちや感情を腹に例えることも多い。

腹が癒える・・・怒りがおさまる。

腹かく・・・後悔する。

腹が据わる・・・物事に動じなくなる。

腹の虫・・・腹立ちや不満などの感情。

腹を割る・・・本心を打ち明ける。

などなど、たくさんある。

 

私は、人(人物)を診るとき、腹(胆)の様子を意識してみる。

表面の感情やしぐさだけでは、人物としては評価できない。

 

腹が据わった人は、迫力が出る。

裏を返せば、覚悟を持った人だろう。

 

新政権に腹の据わった人はどれほど居るのか?

責任を取らない政治家、官僚・・・会社の上司・・・先生・親・大人

子供はそんな大人を見て育つ。

大人になんてなりたくない!

 

子供が悪いのではない!

大人がそうさせているのである!

 

新卒や若手の育成に四苦八苦している人事や教育担当者さま。

もう、今までのやり方だけでは通用しません。

現状をシッカリと受け止め、腹を据えて育成に取り組まなければ

子供を含め若者も、大人も、企業も共倒れになってしまうでしょう。

 

~汽車の窓からハンケチ振れば~

という歌がありましたが、あなたは汽車の窓から顔を出したことはありますか?

最近の電車では窓自体も開けることは、めったにないように思います。

 

私の子供時代、四国の田舎では、SLが走っていたのをかすかに覚えている。

高校のときもディーゼル機関車でエアコンなどなかった。

夏は窓を全開し、顔を突き出して風を受けていた。

風と共に鉄の焼けるような匂いや、潮の香り、草の香り

車輪の音、鉄橋のときの音・・・今でも鮮やかに思い出すことができます。

 

現在は電車の窓から顔を出すと叱られるだろう。

せめて車の窓を開けて、大自然の絶景とともに風を受けてみてほしい。

親子での体験が出来たなら、一緒の一生の思い出になるだろう。

 

全身、五感を通して刻んだ記憶は、なかなか忘れられないものである。

ビル風や地下鉄の風はいやだけど、自然の風は気持ち良い。

 

瀬戸内の夕日を眺めながら、ことこと走る汽車の窓から

しおかぜを顔いっぱいに受けて見た景色は

今でも私の大切な宝です。

民主党圧勝!自民惨敗!政権交代!

変化の法則からすれば、必然的な変化とも思える。

その後の報道を見ていると、年金や介護をはじめ

民主党ができるのか?・・・という声ばかりである。

 

ここ何十年と変化を拒み続けてきたに日本であるがゆえに

変化は大きなものに感じられるだろう。

 

ただ、より良き変化のはずであるが、いかがであろうか?

政権交代の後に先ず来るのは、混乱である。

混乱後、収拾・統一が始まり、やっと機能するのが組織でもある。

 

少し大袈裟だが、見方を変えれば、

徳川幕府崩壊のあと明治政府が樹立したが、大きな混乱は否めなかった。

新政府の権力の元、庶民は多くの涙を流したであろう。

当時はともかく、現代においてはあからさまな権力は行使できないが

政治や制度が複雑化し、結局しわ寄せは弱者にくる。

 

年金制度など、既に崩壊していると私は思っている。

この変化において、血を流さなければ、今後さらに悪い方向へいくだろう。

 

機能する前に、混乱が続いて統一せずに崩壊しなければ良いのだが・・・。

いつの時代も辛い思いをするのが庶民では進歩がないのではないか!?