負荷

| コメント(0) | トラックバック(0)

職場で心の病気になったかどうかの判断はどうなっているの?

病院などで診断書をもらってきたら、正式に「病気です!」の証明にはなる。

 

全体から良く見ると、身体は悪くないが、遅刻や早退、欠勤などで

総合的生産性が落ちてきている場合などは、心の病気にかかっている

可能性が大である。

(病名が付くかどうかにかかわらず、損失は出ている)

 

正常時の仕事を1.0とすると、心の不調時は0.3程に落ちる。

これを割り込むと、周りの上司や同僚が病院やカウンセリングなどを進める。

そのまま、休職になると、直接の上司の仕事が0.5ほど増え1.5になる。

周りの同僚も、3人から5人ほど負荷がかかる。

3人だと1人0.3程増え、1人あたま1.3の仕事になる。

 

一人分1.0の仕事を、上司と3人の同僚でカバーしたとすると

0.5+0.3×3人=1.4

なんと、0.4も負荷が増大しているのである。(少なめに見積もっています)

 

さらなる負荷の連鎖が起こる!

上司や同僚が、ストレスと疲労で心の病にかかってしまうのだ!

いったいどれほどの損害を出し続けているのだろうか!?

 

経営者は、この事実から目を背けずに対峙する必要がある。

心の病の原因の多くは、個人的弱さだけではない。

仕事の質や量、いやな上司、ダメな上司、評価制度など

環境やシステムに起因することが多い。

 

対処療法ではなく、予防していくには会社全体で取り組まないと効果は出ない。

遠回りをしているようではあるが、一番の近道である。

社員がよく辞める、続かない企業の明日は暗い・・・。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.bc-a.jp/mt/mt-tb.cgi/326

コメントする