昨日、ご縁を戴き、鬼平犯科帳シリーズの「本所・さくら屋敷」の語り芝居を聴いた。
朗読だけではなく、役者の方などとナレーションの6人での語り芝居である。
ナレーションはおなじみの「野間脩平」さんである。
初めての体験であったが、とっても良かった!
芝居的な感じは顔だけで、語りでの掛け合いは絶妙であった。
照明も落とし気味で、暗めにしているのが良い。
言葉からのイメージや情景が、脳裏に浮かんできて江戸時代の一シーンを
体験してきたような気になった。
視覚情報に慣れてしまった現代人が、置いてけぼりにしてきた感覚で体験できた。
TVとも、芝居とも、劇画とも、本を読むのとも違った感覚が語り芝居にはあった。
是非定期的な開催をしてほしいものである。
帰り道、下落合駅のまえの立ち飲み屋、ふらりつられて仲間と入った。
安くて美味しく、一杯のつもりが・・・。
そこに、先程の語り芝居の若手たちが、入ってきた。
偶然でも話しは盛り上がるし、店主も優しいし、素敵なお姉さまも一緒に飲んだ!
現代でも、人情あふれる下町って感じで、気分良く家路に就くことが出来た。
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