5年ほどの間をおいて「アメリカンインディアンの教え」(加藤諦三書・ニッポン放送出版)を読んだ。
実はもう3回目なのだが、読む度に違った気付きを持たせてくれる。
その中で「非難ばかり受けて育った子は非難ばかりします」の第一章の中の
ウェイトリーの詩があります。
「子供の話に耳を傾けよう
きょう、少し
あなたの子どもが言おうとしていることに耳を傾けよう。
きょう、聞いてあげよう、あなたがどんなに忙しくても。
さもないと、いつか子どもはあなたの話を聞こうとしなくなる。」
子どもを「部下」「従業員」に置き換えてもう一度読んでほしい。
多くの企業で、コミュニケーション・ギャップと信頼関係の崩壊が起こっている。
精神疾患の多くが、話を聞いてくれない理解してくれないことから始まる。
加藤諦三さんが書いていることも追記しておきます。
同じように、置き換えても読んでください。
「子どもの悩みや要求を聞いてあげよう。
どんなに些細な勝利の話も、どんなにささやかな行いもほめてあげよう。
おしゃべりを我慢して聞き、いっしょに大笑いしてあげよう。
子どもに何があったのか、何を求めているかを見つけてあげよう。
そして、行ってあげよう、愛していると、毎晩毎晩。
叱った後は必ず抱きしめてやり、
「大丈夫だ」と言ってやろう。
子どもの悪い点ばかりをあげつらっていると、
そうなってほしくない人間になってしまう。
だが、同じ家族の一員なのが誇らしいと言ってやれば、
子どもは自分を成功者だと思って育つ。
きょう、少し
あなたの子どもが言おうとしていることに耳を傾けよう。
きょう、聞いてあげよう、あなたがどんなに忙しくても。
そうすれば、子どももあなたの話を聞きに戻ってくるだろう。」
コメントする