お盆と言えば・・・、墓参り、終戦、連休などであろうが、皆様お休みの真っただ中でしょうか!?
私はめでたく年男の誕生日を迎え、休む暇なく仕事に励んでおります。
子どもの頃、お盆はご先祖様が帰ってくると教えられ、迎え火や送り火などの行事とともに
宗教的、仏教的なものとして刷り込まれていました。
夏休みは毎日、海で泳いでいて真っ黒でしたが、お盆には海の底にある地獄の釜の蓋が
開いて、地獄に引き込まれるから泳いではダメなどと言われていました。
河童が人間を水に引っ張り込んで、えんこ(肛門)を引っこ抜くなどという話もありました。
なんとなく、妖怪や地獄のイメージが子ども心に恐怖を抱き、それを払拭するがごとく
神さま仏さま、南無阿弥陀仏などと心で唱えて、暗い廊下の先にある厠へ勇気を
振り絞って用を足しに行った記憶があります。
恐怖の反対にある安心のための神仏、それが海や山などの自然と重なり
自然なものにも、何となく精霊がいるように感じ、畏敬の念を抱いてしまう。
現代の子どもたちには、真っ暗な恐怖などあまりないかもしれませんが、
お盆などの、目に見えない世界・感じる世界の教えや体験が、
人の善悪やモラル、民族意識などと大きく関わっていると思う。
文明が発達して、幽霊など信じなくなった人も多いだろうが、それと共に
人として大切な何かを失ってきているのではないだろうか?
私は仕事で帰郷もできず、墓参りもできないが、心の中で手を合わせ
ご先祖様のことを想うことで、許してもらっています。千の風に乗って・・・て感じです。
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